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| 在日コリアンの日常生活において提起される国籍、在留資格、相続、福祉等の諸問題を解決するための解説集です。センターによくある質問・相談の事例なども掲載しております。 |
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在日コリアンならではの相談事例 あれこれ |
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同姓同本同士の婚姻 |
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Q：娘が、学生時代から交際していた相手と結婚をしたいと言っています。その男性はとの結婚は賛成なのですが、本貫が同じと聞いてとても悩んでいます。私の親たちは、「本貫が同じでは結婚は絶対ダメ！」と言っています。娘も相手も韓国籍の3世です。親としては、本人たちの気持ちを重視したいのですが、同じ本貫での婚姻の事が心配です。
Ａ：法律上は何らの問題もありません。本貫が同じでも結婚は可能です。
かつて韓国では、本貫を同じとする「同姓同本の婚姻」は近親間の婚姻にあたるとして法律上禁止していました。韓国法では8親等以内の血族と姻戚、共和国法では8親等までの血族と4親等まで姻戚間の婚姻を制限しています。韓国ではこれに加えて、さらに「同姓同本の婚姻」を禁止していたため、婚姻相手の制限範囲がとても広いものでした。
ところが、1997年に憲法裁判所が個人の尊厳と両性の平等などの憲法原理に違反するということから憲法不合致決定を出して以降、「同姓同本の婚姻」は認められるようになり、民法上の規定も削除されています。ちなみに、共和国では解放後に本貫制度が廃止されています。したがって、同じ本貫同士でも結婚はできます。
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ＮＰＯ法人 同胞法律・生活センター ＴＥＬ:03-5818-5424
E-Mail:tonposoudan@yahoo.co.jp
相談は無料、秘密は厳守します。お気軽にご相談下さい。 |
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